上半期のふりかえり
熊本市は下通、未来会議室にて1ヶ月間お世話になりました「合同展 遊星歯車機構」は、本日6月30日、無事に閉幕致しました。ご来場いただいた皆様、さまざまなご協力をいただいた皆様、ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました。心より御礼申し上げます。
さて、2021年の上半期が終わろうとしております。
たまにはちょっと意識高く、振り返りでもしてみましょうか。
1月。
ねじろ用の融資が下りることになり、物件を契約しに行く。
2月。
ねじろの鍵を受け取り、開店準備。月後半くらいからプレオープン。
3月。
利用料をいただいての本オープン。
4月。
「セルフワークショップ」に挑戦。
インタビューしてもらった。
5月。
金が尽きてくる。こりゃいかんと思いいろいろ金策に走る。
CAMPFIREコミュニティはじめた。
6月。
合同展「遊星歯車機構」の主催。
syrup16gイメージアート展をねじろでやる許可をいただく。
なんだか、長かったような、短かったような。
そもそも、「遊星歯車機構」をやろうと思って未来会議室さんをおさえたとき(2020年の10月)には、まだねじろの具体的な構想はなかったんですよね。具体的に「シェアアトリエやりたい!」ってなったの、12月だったから。
いやあ、あのときは、まさかこんなことになるとは思わなかったなあ。
最初に「シェアアトリエっていうのどうかな?あったら来る??」ってTwitterでアンケート取った時、正直、あんまりいい反応ではなかったんですよね。数で言うならね。しかも私、熊本にそんなにたくさん友達いなかったし。
で、日本政策金融公庫の担当者さまも、最初はあんまりよい感触ではなかった。「熊本で誰もやってないということは、儲からないということではないのか?」って。
でも今、やってみて半年弱続けてみて、思うこと。
ほんとに、やってよかったというところですね。本当に本当に。
自分のやっていることを信じ切るのって、ものすごく勇気がいるのよね。
いつでも「本当にこれでいいんだろうか、自分の選んだ道はこれで合ってるんだろうか」っていう自問自答の中にいて。
否定する意見や、くだらないと笑う意見は、どんな道を選んだとしても絶対にあって。
だけれどもそれでも譲れないところというのは自分の中に間違いなくあって、それを、自分が少し意地悪扱いな状態になってでも突き通すことが、果たして正しいことなのか。独善ではないだろうか、いったん折れてみたほうがいいのか。
そこらへんはいつも自分に問うているし、それでちょっと不安になったりするときも、ある。
でも、「人それぞれ、自分なりの美学を自分で認識していて、そしてそれがちゃんと人生に反映されている」っていう状況って、私はすごく理想的であると考えるんですね。
その美学が具体的な他害につながってしまうのならば、それは多分よくない。
でもそうではないのであれば、ぜひともその美学は胸を張って堂々と持っておくことがいいことなんじゃないかなあって、思うんです。
そう考えた場合に、私は、たくさん調べ物をして自分の美学が他に害を及ぼさないことをいつもよく確認して、そして、確認が取れ次第力強く突き通してみせるのがよいんじゃないかなって。
それから、同じように「自分が他者に害を与えるのではないか」という思いに苦しんでいる人を、言葉で無理に矯正するんでなくてあくまでも実体験をとおした実感でもって、すこしだけ、自分を許す心を持ってもらえるようにできたらなあ。って思う。
この世を生きていると、あちこちから、いろんな否定が降ってくる。
それは時には相手にしないで振り落とせるけれども、時には、本当に心深くにぐさっと刺さってくる時もある。
それってねえ、相手が思ってる以上に、ぜんっぜん抜けないのよね。
で、抜けてないのを認めてしまうとなんかこう「あんたはいつまでも根に持って…」みたいになるから、痛いのに我慢するしかなくなったりする。
そういうのって、言葉でいくら「あなたはちゃんと、優しい人ですよ」って説得してもね、多少は役に立つかもしれないけれどもすぐにすり抜けていくんですよねやっぱり。
だから、ちゃんと、実体験でもって伝えたい。
「あなたは害などではないです。事実です、どうですかこの様子を見てください、実際そうでしょう、だから信じてくださいよ」って。
それはですよ、やろうとしたらそりゃ手間ひまはかかります。確かに6月はなかなか忙しかったです。
でもね、それで私も満足するし、まわりの人もちょっとだけでも満たされる、だったら誰も損してないと私は思うんです。
そこなんです、私のゆずりたくない部分は。
「お金稼ぎ」に持っていくと絶対にやれない部分を、私は、やりたいんです。
「あなたは、すごくいいですよ」
っていうのをわかってもらう活動、かなあ?? たぶん、私がやってるのは。
そういうことにしときましょう。
ね。
うん。
きれいきれい。
また。