お知らせと、ビジネス福祉はいやだ〜という話など

おはようございます。

【ねじろお知らせ】
以前より狭い狭いと思っていたねじろ前の軽専用駐車スペースですが、やはりどうしても車を停めると頭がはみ出しますから、「自転車・原付専用駐輪場」とすることにいたしました。
ねじろ前の道は小さな子どもたちが通る散歩道でもあり、車のはみ出しは私としましても前々からちょっとハラハラ・ソワソワしていた部分でありますので、何卒ご理解いただければ幸いです。

つきましては、お車でお越しの方は近隣のコインパーキングをご利用ください。

おそらく、焼き鳥屋さんの近くのパーキングのほうが、ねじろと距離が近いんじゃないかなと思います。

〜おしらせ終わり〜

さてここからはわりとどうでもいい話でございます。

なんか最近ソワソワッとすることが多いな〜と思って自身を省みてみたところ、おそらく原因は「ガラじゃないことを急にやりすぎた」だと思いました。

実は結構がんばってちょいちょいメールで営業してみたりしてたんですが、これはですね、私ちょっと、無理してたな。と思いました。

そもそも私は人見知りで、よっぽど仲良くなってからでないと、自分から他人に話しかけられないたちなんです。
LINEやメールなども、自分からはめったにしません。
あんまり誰も信じてくれませんが。

それを、自分から投げる形でのアプローチを急にたくさんがんばっちゃったもんだから、多分これはちょっとだけ、疲れちゃってますね。
ぶっつぶれる前の、短時間の休憩で済む段階で己の疲れに気づけましたよ。私も進化したもんですね。

まず自分の得意技を思い出さなきゃですね。
私は、自分から人に話しかけられない分、「あちらから話しかけたくなるようなおもしろいことをこれみよがしにやって、話しかけてもらう」というやり方で生きてきたんですよ。

私が無理しちゃ、意味がない。
私のやり方でやらなきゃだめだ。
もっと、「行ってみたくて仕方ないアトリエ」をめいっぱい作り込むことに注力して、営業はがんばらずにただ待つスタンスでいこう。しばらく。

あと、ひとつ、ちょっと問題意識が生まれました。

今の所ね、私のやってること、話を聞いて親身になって応援してくださってる方って、「完全に民間の方」か「公的機関(国や市)の方」のどちらかなんですね。
でね、国に給付費をもらいつつ活動しておられる民間団体(就労継続支援施設や放課後等デイサービス)の方には、なんといいますかね、うーん。
相手されない、だけなら単にうちの信用不足なので全然いいんですけどね。
「利用者さんのためになるかどうかより、給付費の種になる客をとられないかどうか心配してる」っていう感じを受けたんですね。

一方で、本当に強い熱意と問題意識を持って、困っている人々の生活をよりよくするために活動しておられるNPO法人の責任者の方も存じております。

なんというか、福祉という冠をかぶっている人々の、問題意識の高さや温度感みたいなものにですね、あまりに個人差がありすぎるのかな〜〜〜〜。というふうに感じました。
そして、その温度差が「触れてみないとわからない」。

2020年4月の記事になりますが、こうしたニュースもありました。

「障害福祉を食い物、全国で公金の不正受給26億円 5年間で5・6倍増、あおるコンサルタントが背景に」
https://news.yahoo.co.jp/articles/f75a798d45a48b4ea8a34b1a1f4aac00b47950b2

私の夫も、就労継続支援施設A型で働いています。
うちの夫の事業所に関しては、よいところみたい。よかった。

ただ、本当に見ないといけないのって、その先ですよね。

就労継続支援施設って、技能向上を経て一般企業への就職を目指す場所のはずですが、どうも利用者さんを手放したがらない施設が少なくはないようです。国からの報酬が出るからね。
その場所をいかに居心地よくしていくか、いかに質を上げていくかっていう努力をしてない事業所も、中にはありますしね……。

正直、「民間の福祉施設へのアプローチは一旦やめだ」と思ってます。
お互いにメリットないパターンが多そう。「現状維持でいいじゃん」というめんどくさそうな空気を感じてしまう。もう「だめだこりゃ」と思うのはいやだ。

熱意のある方に出会うことさえできれば、いろんな角度からすごく面白い挑戦ができそうだけれども、残念ながら現状あんまり数多くはなさそうな感触。
そういう方との出会いは「福祉」以外の角度、それこそアートとかエンターテインメントとかの角度から、福祉方面にも目を向けている方を探していったほうが早い。

一方、公務員さんのこと悪く言う人けっこう多いですけど、私の周りの公務員さんや役所の窓口の方に関して言えば、ひたすらよい印象しかないですね。
すごく親身になってくれる方や、熱い思いをお持ちの方にばかり出会います。もしかしたら熊本がアツい街なのかも。火の国とはよく言ったもんですよ。

「完全に民間の方」は、私がかつて打ちのめされた現実に同じように打ちのめされた経験がある方も多いからなのか、同じ方向性の問題意識を持って応援してくれる方が多いです。というか両極端かも。すごく保守的な方もいらっしゃいますね。
でも、「このままじゃダメだよね、少しずつ変えていかなきゃいけないよね」という思いをお持ちの方が多い印象を受けました。

目下、私の目標としては「グレーゾーンという概念をできるだけなくすこと」。
グレーゾーンというのは、もっと俗な言い方をすれば、一部で「ギリ健(ギリギリ健常者)」などといったバカにした呼称で呼ばれている人々。まさにかつての私です。
「支援を受けられるほど障害が重くなく、しかしながら平均的な暮らしの水準に届くことはできず、誰にも助けてもらえずに必死で生きるしかない人々」です。

私には、家賃が3万なのに月に4〜5万の収入しかない、年金はおろか国保も払えないときがありました。
そのとき、「お役所にいって相談する」という選択肢をとることができませんでした。国民の義務を果たしていないので怒られると思ったし、支援というのはもっとたいへんな人々が受けるものだと思っていたからです。

この話をして「だから私は、ねじろにおいてお金のない人からお金を取りたくない」という結論に着地すると「そこまで生活がひどいやつぁここに来ないwwww」という笑い話になるのですが、でも私はね、その頃の私は、「それぐらい自分でがんばれ」と言わないで助けてくれる場所、「こうしなさい」と言ってくれる場所、精神的に休める場所がほしかった。

だから、そういう人がいつでも来れるように、キノコイン制度が生まれたわけです。
実際、それを使わないといけない状況の人はめったに来ないと思いますけど、でも、私は過去の私自身の来店をずっと待ってるみたいなところあるんですよ。
正味、自慰行為ですよ。
ですけど、それで助かる人がもしもこの世のどこかに存在するなら、ね、さすがにね、やれるならやりますよね。一応ね。私も人の心あるんでね。成功・失敗どっちになっても、とりあえずやってはみますよね。一応ね。

話がずれましたけど、なにしろ、そういう「グレーゾーンにある人」「すきまに落っこちてる人」をちょっとなぐさめてあげたりとか、必要であれば「ちょっとー! 市の人、国の人ー!!! この人困ってるよーーー!!! 助けたげて〜!!!!!!!」ってやるぐらいは、したいんです。

いや、まあ、その、そんなすごい大それた正義感とか持ってるわけでもないんですけど。

なんか、ノリで。

フワッと思ってはいる、ぐらいです。

ふだんはsyrup16gのことを考えて生きています。

また。